タニコー株式会社

タニコーは業務用厨房機器メーカーとして、お客様のニーズに合った厨房機器及び厨房のトータルコンサルタントを行ってまいります。

tanico MAGIC 匠の仕事

tanico MAGIC|匠の仕事:System Kitchen Gallery 02 | A邸 埼玉県越谷市

キッチンコンセプト:「シンプルでかっこよくて素敵なキッチン」

担当者からのコメント

 今回のキッチンは、ブラックステンレスのキッチン第一号です。
 ホームページをご覧になったと言って、お客様からお問い合わせをいただいた時は、まだショールームがオープンしておらず、実物をご覧いただけないので、カットサンプルを持って、お打ち合わせにうかがいました。そこで、お客様はブラックステンレスを一目見て気に入られました。
 その後、ショールームオープンと同時にお越しいただき、再度、ブラックステンレスのシステムキッチンをご覧になって、「シンプルでかっこよくて、素敵なキッチン」とおしゃっていただき、その場で採用が決まりました。
 「見た目はとてもシンプルなキッチン」ですが、実は細部にまでこだわりデザイン面だけではなく、使い勝手を考え妥協せず作った世界に一つだけのキッチンです。
 初めてのお打ち合わせの時から、引出の数やシンクの位置など、具体的なキッチンのカタチを決めていらっしゃたので、じっくりと時間をかけて良いご提案ができ、お客様にとって満足度の高いキッチンをご提供することができました。

  • ブラックステンレス
  • ステンレスの加工
  • 図面
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ブラックステンレス|ブラックステンレスとは?

 ブラックステンレスとは、ステンレス鋼表面を覆う酸化皮膜に特殊処理を施し、黒い干渉色の光を反射するようにしたもので、その美しさは独特の質感を生み出します。
また、塗装とは異なるため、ステンレス鋼が本来持つ、『耐食性、耐熱性、耐久性、清掃性、環境安全性』などの特性はそのままに、デザイン性も併せ持つ素材として『システムキッチン』が求める全ての条件を満たしたものです。しかしながら、加工難度の高さから『システムキッチン』には使用されることが極端に少なかった素材でもあります。
 アイランドキッチンでは、通常はリビング側全面にフラップダウンや開き扉の収納を設けます。しかし、カウンターとして利用したいというご希望で、ハイチェアーを置けるようにプランし、一部に開き扉の収納を設けました。当社は、このように他ではなかなか叶えられないご要望にも1mm単位のサイズでお応えできるカスタマイズ度の高いキッチンをお作りできます。

高い自由度|こだわりのカスタムメイド

 通常のステンレスは溶接による加工ができますが、ブラックステンレスは溶接・研磨加工をし、熱が一担入ると均一な黒にしあがらないため、溶接することができません。このため、加工は全て折りで仕上げます。
堅いステンレス鋼を引出しの板材に沿って、隙間なく折り上げるには高度な技術が必要になります。

ブラックステンレスの折りの加工
通常のステンレスの溶接加工
天板
 調理中に油が飛び散らない様に、ガスコンロの前には、ガラススクリーンを設けました。
ガラスを支えている無垢ステンレス棒の加工はかなりの技術力と集中力を必要とする作業で、これもまた職人の技術が光る部分です。ステンレス棒にガラスの厚さに合わせた溝を削っている時、ステンレスの細かな削りカスが溝に入ってしまい、溝の状態が確認しずらい上、少しでも刃を斜めにすると、溝が深いため刃を折ってしまいます。
ガラスは5mm厚の耐熱ガラスを使用しています。
排水トラップ
ドリップガードのないフラットな天板をご希望のため、シンク部分の水栓取付部は一段落とした仕様にしました。一段落とすことによって、水が飛び散りにくく、掃除が簡単になるだけではなく、洗剤やスポンジ等を置くこともできます。
引き出し
ガスコンロの下の引出を1段にすることで背の高い一升瓶等を収納できるようにしました。さらに、使い勝手を考えボトルディバイダー仕切を取付けました。
カトラリートレー
シンク下の収納を開き扉にして、大きなザルや鍋等を収納できる様にご提案いたしました。

匠の技

 タニコーシステムキッチンDGシリーズの特徴でもある、無垢のステンレスを削り出したハンドル。ここまでの仕上がりに達するにはかなりの時間と試行錯誤が必要でした。
ハンドルはフライス盤(ステンレスを削る機械)を使用して丸い形状のドリルで少しづつステンレス材を削るのですが、特に難しい部分が手にあたる細くなっている部分と手前側のアール加工(丸みがある部分)です。
 ステンレスは意外にも繊細な性質を持つ素材のため、その時、その時によって状態が異なり、同じものを作る際でも刃物の回転数や切り込み量、送り量を微妙に調節しなければなりません。まさに長年培った経験と勘がものを言う世界。当初は一本のハンドルを作るには、半日以上の時間を有していました。
また、今回のお客様はタオル掛けがほしいということでしたので、シンク槽前の部分には長めの750mmのハンドルを取り付けました。


図面


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