タニコー株式会社

タニコーは業務用厨房機器メーカーとして、お客様のニーズに合った厨房機器及び厨房のトータルコンサルタントを行ってまいります。

こだわり実験室 実験レポート

■ 『柿ピーを使って、料理をしよう』

外の気温は40度を上回るなか、私は柿ピーに関する膨大な論文を空調設備のない研究室にこもり読みあさっていた。しかし、いつもの様に資料を読んでいると、突然論文の文字が歪んで見え、気がつくと病院のベットであった。私は再び熱中症になってしまい、これ以上研究を続けるのは不可能になってしまった。しかし、ここでこの壮大な研究を打ち切るわけにはいかない。私はこの研究を部下に託すことにした。

研究を引き継いだ私は、ある一つの発見をした。 それはピーナッツの栄養価はとても高く、その効能は、動脈硬化、老化防止、がんの予防。さらには疲労回復、二日酔い改善効果もあるということだ。これはまさに、現代日本人が抱えている主要な病気である。柿ピーで地球は救えなかったが、日本人は救えるかもしれない!!柿ピーをお菓子としてではなく、料理として食べれば柿ピーを食す機会が増えるはずだ。
考え抜いた末に我々が導き出した答えは、柿ピーを料理に使うこと。
幸い我々は厨房機器メーカー。調理機器は一通り揃っている。

「さて、柿ピーをどうやって料理しよう?柿ピーは基本的にはそのまま食べるものであって、調理して食べるものではない。」
私は頭を抱えた。生まれてからずっと、実家暮らし。包丁を持ったのは確か…三年前のクリスマスの直前だった。私には思いを寄せている一人の女性がいた。その女性の「料理ができる男性って素敵!」という、発言を真に受け、クリスマスを一人で過ごしたくないあまり、必死になって彼女の好物だという親子丼を作った。味、見た目もほぼ完璧で、彼女はとても喜んで食べてくれた。数日後、クリスマスの約束を取り付けようと、彼女にメールをしたら、直ぐに返信があった。「あなたが作った親子丼のせいで、今、入院してるの。」と…ここで、この恋が終了したのは想像に難くない。
そんな、切ない事を思い出し、ふとテーブルの上を見ると、そこには近所のおばさんからいただいた、ジャガイモとナスが!!
「そうだ、これだ!!これを使おう!」私はひらめいた。「コロッケだ!」コロッケだったら、中身を替えて、色々とアレンジができる。そして、パン粉の代わりに、柿ピーを衣としても使える!
ナス入り、柿ピー入りコロッケを作ってみよう。私はレシピ開発にとりかかった。

実験目的

日本人を救うため、柿ピーを使った料理を作る

材料

柿ピー、牛乳、パン粉、卵、小麦粉、なす、味噌、砂糖、じゃがいも、塩、こしょう、揚げ油

時間が経ってやや湿気てしまい、あの「かりっ」とした食感が失われてしまった、柿ピーをそのまま使用はできないと思い、下記の様な下準備をすることにした。

下準備

柿ピーは種とピーナツを分ける。ピーナッツは少量残して(そのまんまピー)細かく刻む(刻みピー)。種は半分に分け、一方は袋に入れて叩いて砕き(砕かれた種)、もう一方は牛乳につけ込んで、柔らかくして細かく刻む(養分を与えられた種)。もし、柔らかく成らなかった場合は、ボールごと使用できる卓上IHコンロが便利!これで、温めると種はしんなりする。この時発生する臭気は我慢する。
※このときつけ込んだ牛乳は捨てない。

  

コロッケの種作り

ジャガイモは皮を剥き適度な大きさに切って、スチームコンベクションオーブンTSCO-BC10EBNを使用してコンビモードにして、スチーム量100%で20分蒸す。この時、芯温計を使用すると、中まで火が入っているかが、確認できるので便利である。
ジャガイモは熱いうちに潰す。

  

※スチームコンベクションオーブンがない場合は鍋で茹でるか、蒸し器で蒸してもよい。

中身1

なすを細かく刻み、油で炒めてしんなりしたら、「養分を与えられた種」を入れ、味噌と同量の砂糖を加え炒め、「砕かれた種」を加える。そして。先程作ったじゃがいもに混ぜ、あら熱が取れたら成形する。

  

中身2

そのまんま種とそのまんまピーナッツに、塩、胡椒を加え先程作ったじゃがいもに混ぜ、あら熱が取れたら成形する。

 

中身3

養分を与えられた種と砕かれたピーナッツ塩、胡椒を加え先程作ったじゃがいもに混ぜ、あら熱が取れたら成形する。

 

これらを成形して、揚げる。そのまま揚げてもいいし、ころもをつけて揚げても良い。付ける場合はパン粉又は砕かれたピーナッツと砕かれた種をつけて揚げる。

  

今回は、フライヤーTEFL-45N、TIFL-45N、D-TGFL-45を使用した。
それぞれのフライヤーの特徴は以下の通りである。

上記の物から自分にあった物を選ぶのが良い。
因みに実験者はTIFL-45Nが好きである。

    

私は柿ピー入りコロッケが、料理として充分なものになるか、調べるために試食をしてもらった。

    

結果

●試食者のコメント
まあまあだけど、揚げたてだったらもっと美味しい。
柿ピーと言わなければ美味しいと感じられる。
何コレ!美味しいじゃん!もっと頂戴よ!
これだったら、売れるよ。

●実験者のコメント
味の評価は想像以上によかった。特に、中身1の評価はかなりよかった。しかし、コロッケだから冷めたら味は落ちる。そんなときはスチームコンベクションオーブンのコンビモードでスチームを加えて再加熱すれば余分な油が落ちて、美味しく仕上がる。


●調理師と栄養士の免許を持っている人のコメント
美味しい。でも、この触感は何?

●実験者のコメント
調理師と栄養士の免許を持っている人が「美味しい!」この発言を聞いたとき実験者はこの長年に及ぶ実験の構想がついに報われたと感じ、歓喜の声をあげた。


●ピーナッツ嫌いな人のコメント
ピーナッツが入ってない方がいいな

●実験者のコメント
実験の趣旨に反する意見なので、無視。


●試食者の様子
全体に共通して言えるのは、味は良い。しかし、それが柿ピーであると言った瞬間から、急にトーンダウンして食べるのを止めた。

結論

柿ピー入りコロッケは揚げたてで、中身を明かさず食せば、美味しい。しかも、売れるほど。との結果が出た。これはおそらく柿ピーを牛乳に浸けたため、柿ピーの味はほとんど失われていて、ピーナッツの食感とおせんべいのぐにゃりとした食感のみが残っていたためであろう。しかし、揚げ物料理に、動脈硬化防止と、言えるだろうか?カロリーを摂取し過ぎて、逆効果になってしまうのではないだろうか?

おまけ

柿ピーがまだ余っているのに、ここで終わらせる訳にはいかない。そうだ!デザートを作ろう。でも、何をつくろうか?私は頭を抱えた。
ふと、テーブルの上を見ると、そこには近所のおばさんからいただいた、食パンが!!そうだ!フレンチトーストを作ろう

材料

卵、食パン、牛乳、砂糖、バニラエッセンス、養分を与えられた種、砕かれた種

養分を与えられた種の牛乳の付け汁150ccに砂糖大さじ2、卵1個、バニラエッセンスを少々加え、そこへ食パンに「養分を与えられた種」「砕かれた種」をサンドして食パンを5分浸す。
そして、バターをひいたフライパンで焼く。

 

結果

コロッケほどではないが、意外にもまあまあの味であった。砂糖とバニラエッセンスのせいで、柿ピーの味と匂いが失われていて、食感のみが残っていた。

総論

柿ピー料理は美味しい。それは、柿ピー本来の味が失われて食感のみが残るため色々な料理に応用できる未知なる可能性を秘めている。これは日本人を救える?!
しかしながら、ピーナッツは栄養価が高いが、カロリーも高い。柿ピーを使った料理を食べて、カロリー過多になってかえって、逆効果になる可能性も…と、いう事は柿ピーを料理にするいみは…

柿ピーはほどほどに食べるのが一番である。